アロマ用語辞典 あ行
何かと専門用語や知識が多いアロマですが、気になる言葉や興味がある言葉に一度目を通しておけば不安も解消。気持ちよくアロママッサージを楽しんで頂けると思います。
あ
- アーユルヴェーダ
- 現存する最古の医学と言われる、インドの伝統医学です。 サンスクリット語で【生命の科学】を意味し、より健康で幸福な長寿の為のあらゆる知恵に関する学問と言えます。 個人の持っている体質を診断し、それに合わせた治療や生活指導を行います。
- 足浴(足湯)
- 足のくるぶしより少し上までを暖かいお湯に浸けて暖める健康法です。 足裏は全身のツボの密集地なので、効率的に全身の血行を良くし、老廃物代謝・発汗作用を高めることが出来ます。 また、全身入浴よりも手軽で体力を消耗しないので、忙しい時や体調の悪い時などにも適しています。
- 圧搾法
- 精油の抽出法の一つで、主に柑橘類の果皮から芳香成分を取り出す時に行われます。 果皮を機械や手で絞って抽出するので、果実そのもののフレッシュな香りが得られる反面、他の方法で抽出した場合より精油の酸化が早く劣化しやすいという特徴もあります。
- アビヤンガ
- デトックスの本家であるアーユルヴェーダの、最も伝統的なトリートメント技法の1つで、比較的大量のオイルを体内に擦り込むことを目的としたマッサージです。 温めたオイルを体内に擦り込むことで、体内毒素や老廃物の排出を促します。
- アブソリュート
- 植物の芳香成分を溶かす、揮発性有機溶剤などを使って抽出された芳香成分の事です。ジャスミンやローズなど、水蒸気蒸留法では取り出しにくいデリケートな花の香りを抽出する際は、原料となる花などを有機溶剤に漬け込み、精油成分を溶かし出した後、アルコール類で有機溶剤を分解。さらにそこからアルコールを蒸発させて、精油成分を取り出すという、手の込んだ抽出方法で得られます。 ただし、抽出時に溶剤が少し残る場合があり、「精油」と「アブソリュート」は区別するべきだ、という意見もあります。
- アロマオイル
- 一般に、【アロマテラピーに使うオイル】という意味で使われる事もありますが、本来は香りの素であるエッセンシャルオイル(精油)を、キャリアオイルに溶かしたものを指します。
エッセンシャルオイル原液のままでは濃度が高すぎるので、トリートメントに使用する場合は希釈する必要があるのですが、キャリアオイルで希釈することにより、精油成分の揮発を遅らせ持続性を高め、また身体への浸透効果も高まるという相乗効果が期待出来ます。
(*エデンのアロマオイルは、最高級品質のキャリアオイルと、メディカルユースも可能な厳選されたエッセンシャルオイルを使っております。
お客様の身体に直接触れるものですので、当店では品質管理も含め、一切の妥協を致しません。
・アロマオイル ウィキぺディア
- アロマコロジー
- アロマ(芳香)とフィジオ・サイコロジー(生理心理学)を掛け合わせた造語で、良い香りを嗅いだ際に現れる、ポジティブな心理的・生理的効果を表現する言葉、またその学問として、近年生まれました。 「芳香による治療」を意味するアロマテラピーとの使い分けとして、アロマコロジーの場合は天然精油のみに限らず、人工の合成香料などによる効果も研究されています。
- アロマディフューザー
- アロマを楽しむ為の小道具の1つで、香りを広範囲に拡散させる為の機械です。 主に電気式で、風を使って気化させるタイプのものと、超音波を使ってエッセンシャルオイルを微粒子化するタイプのものがあります。USBタイプのもの、カードタイプのものなどもあり、熱を加えないで香りを楽しめることから、近年人気が高まっています。
- アロマバス
- 入浴の際に、直接湯船にエッセンシャルオイルを滴下する、またはアロマを取り入れた入浴剤などを使う事によって、アロマを楽しむ方法です。お湯によって香りの成分が蒸散されるとともに、肌からも直接成分を取り込むことが出来るので効率的でもあります。 アロマを利用した入浴剤には、バスオイル、バスソルト、バスタブレット等、沢山の種類があるので、色々と試してみるのも楽しいですよ。
- アロマポット
- アロマポットとは、エッセンシャルオイルを温めて揮発させることによって香らせる為の道具です。本来は水を張った小皿にエッセンシャルオイルを滴下し、その小皿を下からろうそくを使って温めるものを指すようですが、最近はより安全な、電気を使うタイプのもの(アロマライト)も数多くあります。 :関連語句:アロマディフューザー
- アンチエイジング
- アンチとは反対する、抵抗するといった意味で、エイジングは加齢する、年齢を重ねる、という意味を持ちます。日本語では抗加齢療法・抗老化療法などとも呼ばれます。 年を取ることによって起こる老化の原因を抑制することによって、老化を予防したり、改善したりすることで、近年、美容分野だけではなく、医療や健康分野でも注目されているます。
- アンバーグリス(龍涎香)
- 非常に高級な香料の1つ。希少価値が高く、「灰色の琥珀」とも呼ばれて珍重されていますが、実はこれ、マッコウクジラの腸内結石です。
香料として利用されるものは植物性のものが多いのですが、これは数少ない動物性の香料の一つで、古くは媚薬として取引されたりもしていました。
捕鯨が禁止された今、市場に出回っているもののほとんどは合成香料ですが、天然のアンバーグリスも極稀に偶然発見され流通することもあるそうです。
- 按摩
- 日本古来の伝統的なマッサージの施術法、またその手技を行う人のことです。 なでる、圧す、揉む、叩くなどの手技を用いて、身体の持つ自然治癒力を高め、健康を維持・促進させることを基本目的としています。 古くは、視覚に障害のある人が多く就いた職業であることから、「あんま」という呼び方を盲人に対する蔑称とする考えもあり、近年では単にマッサージ師と言い換えられることもあります。
い
- イオン
- マイナスイオンという言葉はよく耳にしますが、実際は科学的な標準定義も存在しません。
イオンというのは、物質を構成する原子あるいは分子が、電子を授受することによって電荷を帯びたものの事。
・イオン ウィキぺディア
・マイナスイオン ウィキぺディア
- イソフラボン
- 大豆などに多く含まれる、植物性ポリフェノールの一種です。 女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするため、更年期障害や生理痛などの女性ホルモンと関わりのある症状の軽減に効果があります。 血中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化予防にも効果を発揮します。
- イブニングプリムローズオイル
- イブニングプリムローズは、日本語で月見草と呼ばれる植物です。 この種子から抽出したキャリアオイルは、γ−リノレン酸を大量に含み、保湿や抗炎症作用、女性ホルモンの分泌を整える働きがあります。 様々なスキントラブルに対し、とても有効なオイルではありますが、少し匂いが強く、質感が重いため、単独ではあまり使用感が良くない事と、酸化しやすいのが難点です。
- イブン・シーナ(アヴィセンナ)
- 10世紀頃に活躍したイスラム哲学者の1人です。アラビア医学の医師でもあった彼によって、蒸留によって精油を精製する方法が確立され、医学の応用されました。 これがアロマテラピーの源流と言われています。
- イヤーキャンドル(耳燭療法)
- 特殊なロウソクを使って、耳のツボを温めながら刺激したり、炎の燃焼で発生した圧力や振動を利用して耳の細穴に溜まった垢を取り除いたりする療法です。 新陳代謝の促進や体内毒素の排出、肌状態の改善などに効果があるとされています。
- 癒し産業
- 多様化する現代社会の中で、ストレス源となり得る物事が増える一方、その反動のように「癒し」という言葉もすっかり定着しました。 人々が感じているストレスを少しでも緩和するために、現代では様々なサービスが産業として確立されています。 代表的なのはもちろん、私たち東京エデンのようなリラクゼーションサービス産業でしょう。 その他にも、ペット、リゾート、食文化、精神ケア、社会福祉など…あらゆる分野に「癒し」というコンセプトは必要とされています。 便利になっていく反面、ストレスフルにもなっていく世の中に、これから大きく躍進していく分野です。
- イランイラン
- 【花の中の花】という異名を持つ南国の植物、またその花から取れる精油のことです。非常にエキゾチックで、うっとりするような甘い香りを持ち、催淫作用・性欲促進作用があるため、インドネシアでは新婚夫婦の寝室にこの花を散らす習慣もあるそうです。 高血圧を和らげ、心拍数を整える働きがあり、日常のストレスやイライラを沈めて、高揚感と安心感を同時にもたらしてくれます。 *当店では時間をかけて完全蒸留したイランイラン・コンプリートをご用意しております。華やかさと繊細さを併せ持つ、深みのある花の香りを、是非ご堪能下さい。
- インシュリン(インスリン)
- インシュリンは、すい臓から分泌されるホルモンの一種で、主として炭水化物の代謝を調節します。
血糖値の調整に重要な役割を果たしているホルモンで、糖尿病の治療などにも利用されます。
・インシュリン ウィキぺディア
- インセンス
- インセンスとはお香のことで、植物の樹脂や樹皮・葉などから作られます。 スティック状、コーン(円錐状)、粉末状などの様々な形状があり、火をつけて香料の蒸気を煙とともに拡散させることによって、リラックスや催眠、浄化、殺菌などの効果が得られます。
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- ウコン(鬱金)
- ショウガ科に属する多年草で、主に春ウコン、秋ウコン、紫ウコンなどの種類があります。 ウコンに多く含まれる「クルクミン」は、肝臓の機能向上、癌の抑制効果、また解毒作用などがあるとして注目されています。 カレーの色付けにも使われるターメリックもウコンのことです。
- 鬱血
- 静脈の還流障害により、静脈内に血液の溜まっている状態のこと。 特徴として、見た目が赤黒く変色する、触った感じがひんやりしている、腫れた感じがするなど。 むくみなどの原因でもありますが、ある程度までならマッサージで予防・改善できます。 有効な精油は、サイプレス・パチュリー・サンダルウッドなど。(東京エデンの通常メニューでは取り扱っておりませんが、ご希望の方はお電話にてお問い合わせ下さい)
え
- エキゾチック系
- 香りの分類法(詳しくは「七つの香り」参照)による、香りの種類の1つ。 イランイランやサンダルウッド、パチュリー、ジュニパーなどがこれに当り、甘く、深みのあるどこかオリエンタルな香りの系統を指します。 香りをブレンドする際は、樹脂系の香り、または花系の香りと相性が良いとされます。
- エキナセア
- エキナセアは北米のネイティブアメリカンが古くから利用していたハーブで、ウィルスや細菌などに対する身体の免疫抵抗力を高める効果があります。
季節の変わり目や、風邪・花粉症の予防などに効果的で、お茶やサプリメント、キャンディーなど、多くの商品が発売されています。
別名:ムラサキバレンギク - エタノール(エチルアルコール)
- アルコールの一種で、揮発性が高く、水とも精油とも混ざりやすいため、アロマテラピーでは主にスキンケアローションなどを作る時の基材として利用されます。 また、殺菌作用に優れているため、容器や器具の消毒殺菌にも必要不可欠な存在です。 オイルを分解する効果もありますので、トリートメントの後、手早くオイルを落としたい場合にスプレーしたりもします。
- エッセンシャルオイル(精油)
- 日本語では精油と呼ばれており、主に植物から抽出した香りのエッセンスです。 非常に濃縮されたもので、単なる良い香りがするというだけではなく、それぞれが何らかの効能を持っており、通常、アロマテラピーでは目的に合わせた基材で薄めて利用します。 原液のまま直接身体に使えるものは、ごく限られており、薬品と同じ取り扱いで慎重に利用しなければなりません。 また、エッセンシャルオイルとして、アロマテラピーに利用出来るのは、天然成分100%のものに限定されます。 雑貨として取り扱われている類似品の中には、合成香料などが混じっている場合もあり、エッセンシャルオイルとは呼べないものもあります。 単なる芳香剤の域を超えてアロマテラピーとして利用する場合には、十分に品質の吟味が必要です。
- エルダーフラワー
- 和名では「西洋ニワトコ」といいます。スイカズラ科の植物で、古くから魔除けのハーブとして利用されてきました。 マスカットのような甘い香りで、血行促進や風邪の予防に効果があります。 主に乾燥させた花をハーブティーとして煮出して飲用しますが、化粧水にするとニキビや吹き出物を改善する効果もあるそうです。
- エンダモロジー
- エンダモロジーとは、フランスで開発されたセルライト除去のための美容整形用医療機器、またそれを利用した施術の事です。 ローラーによるマッサージと吸引を同時に行う、強力なマッサージ器で、セルライトをほぐしながら、リンパの流れを改善し、老廃物を取り除くことを目的としています。 メスのいらない脂肪吸引!と謳われ、部分痩せに効果があるとして人気のメニューですが、1回では効果が出にくく、通常10回〜20回程度の施術が必要とされています。
お
- オイルトリートメント
- オイルを用いて、直接素肌にトリートメントすること。 代表的なものに、アロマテラピーアーユルヴェーダ、ハワイアンロミロミ、リンパドレナージュなどがあります。 緊張を和らげ、疲労回復や新陳代謝の促進、自然治癒力の向上などが期待できると言われています。
- オーデ・コロン
- オーデ・コロンは語源に、フランス語で「ケルンの水」という意味を持ちます。(ケルンの水、参照) 簡単に言えば香水の一種ですが、香水やオード・トワレと呼ばれるものよりも濃度が低く、香りの持続時間も1〜2時間と短いため、初心者向けまたは大量消費向けと言われています。
- オステオパシー
- オステオパシーとは、1874年にアメリカの医師スティル氏によって創始された学問です。
主な特徴として、1.身体全体を1つのユニットとして捉える。2.身体の機能と構造は一体のものであると考える。3.自然治癒力を鼓舞することを主眼とする。といった考え方が挙げられます。
日本ではまだ法制化されていない為、民間療法行為となりますが、アメリカでは西洋医学医師と同様、正規の医師として医師免許が認可されています。
・オステオパシー ウィキぺディア
- オレンジ・スウィート
- エッセンシャルオイルの一種。ミカン科の果実から、圧搾法で抽出されます。 甘い柑橘系の香りで、リラックス作用と適度な高揚作用を持ち合わせるので、落ち込みを解消し、元気な気持ちにしてくれます。 消化器官系のトラブルに効果的で、老廃物の排出作用にもすぐれています。 フェイシャルに利用する場合は、オイリー肌やくすみの改善に効果が期待できます。